片足を地面について、跪いているあたし。 ただ無心でその行動にでていた。 大和や少女がどんな顔をしているのかなんて分からない。 …迷惑かもしれない。 こんなことしたって、大和は帰ってこないかもしれない。 けど… 『諦めないで』 『絶対、逃がさないように!』 応援してくれている人。 背中を押してくれた人。 そんな人のために… あたしは諦めるわけにはいかない。 もちろん自分のためにも。