◇*.・゚.・゚.・゚.・゚ ◇*.・゚.・゚.・゚ --ガチャ 「ただいま……」 あの後、隼人さんへの気持ちが膨れ上がるのを恐れたあたしは、家に帰ってきた。 辺りをキョロキョロと見回す。 今日に限って、 朝日兄ちゃんはいない。 いつもなら、帰ってきたら真っ先に『おかえり』って… 言ってくれるのに。 ――出掛けてるの? 聞きたいのに。 笑顔が見たいのに。 いつもと変わらない、朝日兄ちゃんで あたしを安心させてほしいのに―― 「あれ、咲夜どうしたんだ?そんな所に突っ立って」