「咲夜、二股してるのか!?いかんぞぉ、二股は!」 「誰が二股してるなんて言ったんだ!というか、朝陽兄ちゃん!ちゃんと前見て!」 走行中に後ろを見てくるから怖い。 事故になったらどうするんだ。 「さっきも言ったけど、友達だから!浦河、彼女いるし!」 「そ、そうなのか…」 なんとか、落ち着いたみたいだ。 朝陽兄ちゃんは、あたしのことにはいつも目を光らせているから油断できない。 ――にしても……