でも、変な人の正体は兄ちゃんでよかった。 よかったよかった。 良くないけど…… 変な人騒動(?)がひとまず、落ち着いたと思っていたら、小林さんが走ってこっちに来た。 「咲夜ちゃーん!なんか、変な人が咲夜ちゃんを見てるんだけどぉ!」 …………。 ――またかよ。 あたしは素直に心の中でツッコんだ。