「上牧、南と浦河が付き合い始めたこと知ってる?」 「…………ぶっ!!」 上牧が飲んでいた水を吹き出した。 何が何だか分からないような… というか、パニックになっている。 まぁそりゃ、驚くだろうけどさ。 あたしも驚いたし。 突然だった。 昨日、南にいきなり知らされた。 『私、浦河と…付き合うことになった……』 南には珍しく、不機嫌そうな表情で…でも、頬は赤くなっていて…… 初めて見るその表情は… なんか、かわいかった。