「こんな…ど田舎に連れてきて」

「自由になりてー時もあんだよ」

ビールを貰って、飲んでいると美姫が言った。

「ねぇ…本当に大丈夫なの?見つかったらただじゃ…」

「俺が守るって。はい、ガキは寝ろ」

俺は、ごちゃごちゃ話すほうじゃねぇんだ。とっとと寝ろ。
「…なに、この薄いの?」

「布団じゃん」

「ベッドじゃないの?」

「ああ」

田舎だぞ?しかも畳にベッドは、ありえねぇよ。