今まで平凡な毎日がつまらないと思ってきたけど、 こんなことになるなら書かなきゃ良かったと、 今では絶賛後悔中だ。 勉強机に置かれた1冊の本を手に取る。 「……なんなんだよもー…。」 私は今日で数えきれないくらいの溜息を落とした。 ガチャッ 「わーかなッ♪」 「美菜姉……」 ノックなしで入ってきた人物を軽く睨む。 この人が私を一夜で有名にさせた張本人。 そのニコニコ笑顔…イライラする。