なんだこれ。
明日は世界滅亡の日とか?
あ、それとも太陽爆発とか。
「なんもねぇけど、どうぞ。」
「ん。」
真希は迷う事なく入ってきた。
まじでなんだこれ。
とにかく神様ありがとう。
もう死んでもいいです。
「相川、どうしたの?」
「な、なんでもねぇよ。」
「そう?本当に何もないね。」
「まぁ、冷蔵庫と寝床があればいいかな程度で考えてたからな。」
「コンビニ弁当ばっか食べてたら、将来太るよ。せっかく女の子がよりどりみどりなんだから。」
なんなんだ?
なんで急にこんな話をするんだ?
俺にとっての女の子は、お前1人でじゅうぶんだ。
聖宮でもない。
ほかの誰でもない。
真希だけで、十分だ。
「私じゃない、誰かを、相川は好きになるべきだよ。」
俺は、
真希だけいれば、
いいと本気で思ってるのに?



