「正春、お前もう帰る?」


「いや、これからデート。」


「…お前、今何股かけてんの?」


「えーと…5…?ぐらい。」



いつか誰かに刺されそうな勢いだな。


こいつは激しく女遊びが激しい。


彼女は1週間単位でコロコロ代えるし、もちろん常に3人はキープ。


それを知ってて近寄る女も女だけど。




「青春は1回きりなんだぞぅ。楽しまなくてどーすんだよっ!俺にしちゃ翔はメチャクチャ損してんぞ!」


「節度をわきまえろよ。楽しみすぎても逆に恨まれるぞ。てかお前が入学してから何人の女子が処女を手放したか分かってんのかよ…」


「いーじゃん。納得してヤってんだから。」




そう言った正春の頭の上に、





―ゴンッ!!―





「いってぇぇぇぇ!!!」




芹沢の正義の鉄拳が落ちた。


なるほど。あれがみんなが恐れる鉄拳。




「狩野!卑猥な言葉を生徒会室で使うなと何度言ったら分かるんだ!」