「どうやって!?何使って運んだんですか!」


「そりゃあ業者を呼んで。見られて恥ずかしいモノでもあった?」



朝から爽やかな笑顔を振りまく金髪碧眼の外人を心から殴り飛ばしたくなった。



「そ、そういえば大学の特別寮って、どこにあったっけ?」



海乃が話をそらしたから、すんでの所で止まったけど。



「エート…君がそれを言うのかい?ジュニア。」

「はい?でもいくつか在るんだろ?」


「他のは一般寮だよ。」

「あの、結局どこなんですか?」



エリックは得意げに私を見て言った。




「ここだよ。マキ。」




はいぃぃぃぃぃ!??



「えっと、そのつまり、このアパートって事ですか?」


「部屋はここ。昨日マキが泊まったここだよ。で、荷物はリビングにあるから♪」



ち、ちょっと、落ち着け私。


昨日私が泊まった所って、間違いなくここ。


えーと、えーと、つまりそのなにがなにー???



「つまり、君の同居人はエリック・ニュートンとアマノ カケルだよ。」