聖宮はブルッと身震いをしたが、両手をギュッとテーブルの上で握り締めると、
「分かりましたわ。やってみます。」
「おい、震えてるぞ。無茶はすんな。」
「自分の人生は、自分で作ってみせますわ。」
真剣なまなざし。
…やっべぇ。俺余計な事言ったかも。
素直に言うなんて、軽々しく口にすべきじゃなかった。
「相川様、ありがとうございました。また、相談に乗っていただけませんか?」
お断りしたいです。
って言うつもりだった。
面倒臭いし、
俺だって暇じゃない。
でも、どうしてだろう。
「わかったよ…またな。」
たぶん、真っ直ぐに後輩を心配してしまうようなお人好しは、
嫌いじゃ、
ないから。



