フェアリーテイル~キミとオレとの約束~




聖宮は暗い表情をして、下を向いた。



おもむろに口を開く。




「康祐様は、本当の所、現当主であせられる賀宮 悟郎(カミヤ ゴロウ)様のご子息ではなく、亡くなった先妻の愛人とのご子息だったのです。」





聞き違いパ~ト3



ひ、昼ドラだ…


あるいはサスペンス劇場か。



俺もう嫌だよ…めげそう。



金持ちの思考がよめねぇ。


てか読みたくもねぇ。



聖宮はまた泣き出す。



ああ、こんな話聞かされて、俺明日から命狙われたらどうしよう。




「康祐様はそれを知っていて、十和子に告白したのですわ。それで、今に至る訳ですけれど、康祐様は独身でいらっしゃって、もう28。もちろん子供もいません。不安を感じた悟郎様は、わたくしに白羽の矢を立てたというわけですわ。」




聖宮にとったら迷惑至極な縁談だ。


好きでもない。


10歳も年上。


後輩の彼氏。




「お願いします…なにか、いい知恵を授けて下さるだけでもよいのです。わたくしを、十和子を、助けてくださいませ。」