☆裕★
俺は宮様トリオのリーダー・聖宮 雪乃とファーストフード店で向き合っていた。
必要以上に開けている聖宮の襟元のせいで、男どもの視線が痛い。
それ以上に、聖宮が泣いているからってのもあるんだろうけど。
「おっ、お父様がっ…わたくしを10歳も年上の人と婚約させようとするんですっ。」
「それを俺に言ってどうするんだ?」
「わたくしっ、覚悟はしていましたの。でも、まさか…これじゃあ、人身御供(ヒトミゴクウ)ですわっ。」
はぁー!どうしろってんだよ俺に!
聖宮は自前の高級そうなハンカチで涙を拭くがあんまり意味がないようだ。
涙はとうぶん止まりそうにない。
「あー、ちなみに相手は?」
「賀宮のお兄様ですわ。」
は…?
俺は宮様トリオのリーダー・聖宮 雪乃とファーストフード店で向き合っていた。
必要以上に開けている聖宮の襟元のせいで、男どもの視線が痛い。
それ以上に、聖宮が泣いているからってのもあるんだろうけど。
「おっ、お父様がっ…わたくしを10歳も年上の人と婚約させようとするんですっ。」
「それを俺に言ってどうするんだ?」
「わたくしっ、覚悟はしていましたの。でも、まさか…これじゃあ、人身御供(ヒトミゴクウ)ですわっ。」
はぁー!どうしろってんだよ俺に!
聖宮は自前の高級そうなハンカチで涙を拭くがあんまり意味がないようだ。
涙はとうぶん止まりそうにない。
「あー、ちなみに相手は?」
「賀宮のお兄様ですわ。」
は…?