「つかまってろよ?」
「え!?大丈夫だよ!」
一瞬ムカついた顔をしてそしてまた一瞬ニヤついた利樹。
何を考えてるんだろ?
うしろに乗ったまま捕まらないあたしを見ながら
猛スピードに自転車をこぐ利樹。
それに対してめちゃめちゃゆれるあたし。
すこしぐらついて、危うく落ちそうになった。
危うく・・・・
落ちなかったのはあたしが必死で利樹のおなかに手を回していたから。
でも、それだと安定して心地いい。
「ほら、掴まっとかないと落ちちゃうだろ?」
軽く後ろを向いて微笑む利樹。
ドキン...
あたしはそのまま利樹の背中に顔をうずめ、暖かい利樹の体温と髪と肌の間を通る心地よい風に幸せを感じてさらに利樹のおなかに回す手をギュゥと強めた。
「え!?大丈夫だよ!」
一瞬ムカついた顔をしてそしてまた一瞬ニヤついた利樹。
何を考えてるんだろ?
うしろに乗ったまま捕まらないあたしを見ながら
猛スピードに自転車をこぐ利樹。
それに対してめちゃめちゃゆれるあたし。
すこしぐらついて、危うく落ちそうになった。
危うく・・・・
落ちなかったのはあたしが必死で利樹のおなかに手を回していたから。
でも、それだと安定して心地いい。
「ほら、掴まっとかないと落ちちゃうだろ?」
軽く後ろを向いて微笑む利樹。
ドキン...
あたしはそのまま利樹の背中に顔をうずめ、暖かい利樹の体温と髪と肌の間を通る心地よい風に幸せを感じてさらに利樹のおなかに回す手をギュゥと強めた。

