あなたの後ろで

アタシに似てるパンってどんなの?

だった。

利樹のおかげであまり気にしていない自分がいた。

確かに、思い出すとまた涙がこぼれそうだったけど、なんだかそれもこらえられた。

あんなに印象の悪かった利樹も、少しずつ、いいところが見えて変な気分。



・・・・お風呂に入ると、利樹のにおいはとれて、自分のシャンプーのにおいがした。