「颯太先生…もう大丈夫なんですか?」
ひとりの女の先生が話掛けてきた。
うわー何このおばさん。
何かちょっとうざいかも…
「あ…えぇ。」
「この子…颯太先生のクラスの愛沢さんでしたよね?」
「はい。」
「あなたとはいいお友達になれそうだわ。
よろしくね?愛沢さん。」
あたしこういうタイプ嫌い。
「悪いけど…おばさんと仲良くするつもりないから…。」
「んな…なんですって?」
するといきなり颯太先生が笑いだした。
先生って笑うんだ。
つい見とれていた。
「おばさんって…愛沢さんらしいな。」
まだ、笑っている。
段々、おばさんはイライラしてきてるみたいだった。
「颯太先生…いい加減笑うのやめていただけますか?」
「あ…すみません。
あんまりにも面白くてつい…」
先生…黙ってた方が………
「はぁ…あなたはクールだったのに…」
「そうですか?
それより僕のクラスの子は…」
「え?知らないの!?
あなたのクラスの子は私が担当することになったのよ。」
え…?
てことは、おばさんが担任?
あたし嫌だ…。
「そうですか…」
先生?
