あたしは自分の記憶を捜しまわった。

すると、あるお店の前で足を止めた。

「もしかして…
これ…あたし??」

そう…。
あたしそっくりの写真があった。

「おぉ〜美咲さんじゃないか
久しぶりだね〜。」

この人……

「あの…これあたしですか?」

おじいさんはびっくりしている。

「そぅじゃょ。
お前さんが写真をとりにきたんじゃ…
もぅ忘れたか?」

「あたしが?
あたしは誰なんですか?」

「もしかして…記憶を失ったのか??
そぅいえば…
大切な人との写真が……。」

大切な人??
あたしにもいたの?

「おっ!あったあった。
お前さんはわしに
《先生と付き合ってるから秘密ね》
と、わしに教えてくれた。
この人がそぅなんじゃょ。」

この人があたしの……

あたしは涙が出てきた。

思い出しそぅなのに思い出せない。
あたしは一体……。

そして、あたしはひとりで教会に行っていた。

覚えていないのに体が勝手に動いていた。

「神様…私の過去を教えてください。
あたしの記憶を戻してください。」

神様に祈りを捧げていたら
目の前が急に光だした。