「どうしたぁ…そんな顔になるまで泣いて…
何かあったの?話してみ?
聞いたあげるから。
一時間目、サボって屋上に行こう。」
そう言って奈々はあたしを引っ張って
屋上へと連れて行った。
そういえば…一時間目は数学だ。
よかった…サボれて…
こんな顔じゃ先生なんてみれない。
あたしは奈々に全てを話した。
「そうだったんだ…
美咲が先生を…ねぇ…。
でも、どうするの?先生のこと諦めるの??」
「それができるんだったらこんなに泣かないよ。」
「だよね…。頑張って!!
あたしは美咲のこと応援してるからさッ…。」
「ありがとう…。」
また、涙が出てきちゃったよ。
奈々…いろいろありがとう。
