覚悟は出来ていたが、それがあまりにも想像だにしない答えだったので、しばらく言葉を失った。





「あたしがその答えに辿りついたとき、戦慄すらおぼえたわ。彼女は、浅野三千子は我が子を殺したも同然なのよ!」





母が殺人を…しかも僕と同い年のフウカの弟を殺した?





信じられなかったし、信じたくもなかった。





「根拠は?」





「あるわ。長くなるけど、いい?」





僕は迷わず頷いた。