剣に秘めた決意は君に







ぼそりと呟いて、また落ち込む。




城にきたときに、当時王子だった彼に恩返しをと思い選んだ道



それは自ら剣を握り、魔法を使い、学ぶことだった





そのため同じ年頃のレベルや、戦士達のレベルを知らなかったのだ



判断基準はすべてロイ・シュバイツその人の反応だ






「はぁ……お礼も言ってない。」





小さく溜息を尽きながら、机の上に視線を滑らせると、質素なこの部屋に似合わないものがあった。




ピンク色の包装紙に包まれたプレゼントだった。





形状からして、騎士団の制服に間違いない。







丁寧に、包装紙を剥がしていく