周りを囲みこんでまた一人が話し掛けてくる。 「騎士さん、仮にも騎士なんだしハンデありでいいですよね?こっち全員対騎士さん達で!」 二人はまたもや反応を返さない。 それを肯定と受け取ったのか、剣の切っ先を斜めに向け構える。 「倒せればきっと昇進だぜ?やっちまえ!」 「「「おぅっっ!!!」」」 重低音の声が響き、戦士が一斉に足を踏み出したそのときだった。 「−−−ラスカータ(雷鳴よ)」 バギィンッ .