あれから数日たった。



クローズもロストもいつも通り話し掛けてくるし、何だか夢だったかのようで………




「ソラーっ」




「あ、トルファ。どうかした?」




あれからロイとは一度も話していない。


機会もないのだ。





「明日リーグ戦するってさ。表貰ってきたよ!はい」




トルファがついと紙を差し出す。


彼は自分より年上のはずなのだが、どこか犬に似たような可愛さと……




「偉いでしょ?」




忠実さがある。



一体いつこんな風に手なずけてしまったのだろうか?


自分でも全くわからない





「そーいやさ、そのリーグ戦、表見ればわかるけど一般の戦士も入るらしいから、制服でこいってさ。」




「鎧は?」




「原則どっちでもいいらしいけど、トップ5は毎年着けて行かないぜ?」




「そっか。ありがとう」