「今は、ソラが大切になってる。でも、俺のわがままだよな、そんなの。」 月は相変わらず部屋を照らし続けている。 「でも、愛してるよ。愛してる………。それだけはわかってくれ。ごめんな?」 「起きている時に話すべきなんだよな。俺は卑怯だ。俺は逃げてる。はー……。なんでお前のことになるとこうなんだ?」 彼は立ち上がった。 もう一度温かい目でソラをみると、抱き上げベッドまで運ぶ。 彼女が寝返りをうったのを期に、身を翻してその場を立ち去った .