目覚めると、部屋だった。むろん当たり前である。携帯を見る。七時。

私は手探りで、セーラー服を探した。早く着替えなければ遅刻してしまう。

パジャマを脱ごうとして、気付いた。手が胸に直接当たる。私は裸だった。すっぱだか。全裸。

寝ながら脱いだのか?凄い寝ぼけ方である。私は苦笑した。後で彼に、この話をして笑わせてやろう。

探しても探しても、セーラー服は、なかった。