★秘密のイケメン執事さま。★

・・・・・


「どこの席なんですか?」

「ここだよ」


前から三番目。私のお気に入りの席だ。


黒板の粉は飛んでこないけど、しっかり文字が見えるベストポジションだ。

「へえー」


私が説明すると、タロちゃんは感心したように頷きながら、隣の席に座った。



あ、意外に学校にいる姿も様になってるかも。


制服とか着てほしいな。



また違った雰囲気に見えてドキドキしちゃいそうだし。