「ミツキ様、日焼け止めは塗りましたか?」

「あ、忘れた」


「いけませんね。ほら、シートに横になって下さい」

え?え?




「ほら、早く。こうしている間にも、どんどん紫外線はふりそそいでいますよ」

「う、うん」


私がシートに横になると、タロちゃんは、荷物から日焼け止めを取出し、おもむろに振りはじめた。



「えーと、あの・・・まさか」