「ミツキ様が寂しいのなら・・・」

タロちゃんはそのまま、私のすぐ隣に座って、こっちを向いた。

タロちゃんのいい香りが漂ってくる。


あぁ・・・・、たまんねー。って、私はオヤジかっ!


「その淋しさも、全部忘れてしまうような素敵なことを、私としませんか?今夜」



何よ、その色っぽい顔。変なこと想像しちゃうじゃない。


「素敵な・・・・ことって?」

タロちゃんは、そっと私の耳元に近づき、甘く囁いた。


「今夜くらい、はめを外してもいいと思いませんか?2人きりなわけですし」

えーーーっっ!?


なっ、一体、何をするのよーっ。


いけない妄想で、私の頬が一気に熱くなってくる。



タロちゃん、ものすごい近い・・・。