俺達はお店を出た。



すると目の前に、洒落た店から出てくるカップルがいた。



そうカップルに見えた。



その2人は、綾乃と近藤だった・・・。



近藤は綾乃の腰に手を回していた。



やっぱり2人は付き合っているのか?



俺は綾乃とやり直すつもりだった。



この前やっぱり俺には綾乃だけだと気づいた時、



もう一度告白しようと心に決めた。



今更?と言われる覚悟で、この週末電話をしようと思っていた。



やっぱり、手遅れだったのか?



と、その時綾乃がこっちを向き、目があった。



あの目は、絶対俺に気づいている。



それも、愛しい物を見るかの様な目で、こっちを見ている。



「綾乃・・・。」



俺は綾乃の元へと駆け寄ろうとした。



その時・・・。



「市川さん行くよ。」



同僚に声をかけられてしまった。



そうだ・・・俺は今接待中・・・。



俺は渋々、同僚の後を追ったんだ・・・。



~隼人side終わり~