でも、私はあいつとの幼い約束を忘れた事がない。


と、言うか…。
忘れられない。


今でもその約束を半信半疑だけど、信じている私がいる。


その約束は……。


【大人になったら明美を俺のお嫁さんにしてやるよ。】


この言葉を忘れられない。


バカなのはわかっている。


子供の戯言だって、知ってる。