「君が行くって言ってくれるまで君の手離さないから」
なんて子供みたいなこと言ってるし。
本当に大人の男なの?
本当はスーツ着てるただの中学生なんじゃないの?
おまけにあたしの腕は今は奴につかまれて動かせない。
「はぁ~」
もう仕方ない。
「分かりました」
そう言った瞬間、
「やったね~♪」
なんて嬉しそうに笑いながら私の腕を離した瞬間、
公園の出口まで全力で走った。
残念でした。
私が行くと思ってるの?
「なんて行くなんて誰も言ってないし。」
私をナンパするなんて百年早いのよ!
「じゃぁね、おにいさま」
思いっきりのキュートスマイルで手を振ると
学校までの道のりを再び走り出した。
今度はその手を掴まれないように。


