昼休みを告げるチャイムと共に私は、美和子に腕を摑まれ屋上に上がってきた。

昨日の空がウソのように、澄み切った青空の下。


「もう~あの後、大変だったんだからネ~」

美和子は、屋上に通じたドアをバタンと閉じて私に叫んだ。

「ゴメン・・・」

「ゴメンじゃないよ~凛のママから何度も電話があって~」

「知ってる!だからゴメン!!って。」



だって、あの後ウチだって・・・。