小雨の中、車は、それを切るように走る。 小高い丘の上。 ・・・無言・・・・。 何話せば良いんだろう? 私は、外を眺めていると遠くの方からうっすらと明かりが差し出した。 雨・・・上がるのかな? 降る雨にその光が反射して 『綺麗・・・・』 私は、心の中で呟いてた。 「ちょっと車を停めてみませんか?!」 そう切り出したのは、大水さんからだった。