# いや、しかし!オレもここで引くワケにはいかないのだ!

そこでオレはマスターに提案する。

わかったマスター、マスターはこのDVDを返しに行くといい。オレはここで待ってるから。これでどうだ?

ん?よくよく考えると最初からなにも問題ないんじゃないか?

マスターがいなくたって、オレは場所さえ貸してもらえればいいんだから…いったいなんの問題があるんだ?

その質問をぶつけるとマスターはオレから目線を外しながら…

「君…信用できないんだよね」

ポツリとそう言った。



・・・・・・。



そ、そうか!ならば分かった!店はこのまま開けたままにしておくといい!

オレがマスターの代わりをしよう!今日1日オレがマスターだ!それなら客の目が監視代わりになるだろう?

どうだ?

この提案を渋々ながらもマスターは了承してくれた。まったく…手間かけさせやがって。



・・・・・・。



しかし…もしかしてバレてたのか?レジの金持って行ったことがあること…