続♥苺キャンディ

[要sid]





向かった先は、リンカーンパークだった。

休日の今日は、たくさんの人がこの公園でのんびりと過ごしていた。



「未央ちゃん、ここのボート乗った事ある?」

「ないです。 ずっと憧れてたんですけど…」



ケンゾーに無理矢理手を引かれるように、未央は前のめりになりながら俺を振り返った。


……あんだよ?

俺は眉をピクリと動かして未央を見返す。



ケンゾーは足を緩めると、何かをジッと見つめている。


「……」


そして、その顔はみるみる青ざめていった。

急に血の気が引いたと思ったら、今度はくるりと向きをかえ、俺の方へ向かって突進してくるケンゾー。

そのまますごい形相で俺の横を通り過ぎて行った。


「ちょ……」


慌ててその後を追おうとした。

だけど、俺の足はそのままそこで止まってしまった。

背後から唸りを上げる地響きと共に、見覚えのあるシルエット。

砂埃を巻き上げ、それはそのまま俺を通り過ぎる。



……俺、無視されすぎ。


なんとなく、その後の展開が見えて俺は溜息をついた。




「ケンゾーーーーーッ!!!!」




キャメ○ン・ディアスがケンゾーにとび蹴りをし、
その衝撃で、ケンゾーは顔から地面へと倒れた。


「……」


俺はただただ、その様子をまるでドラマでも見ているような感覚で眺めていた。




「あんたッ! あたしと言う女がありながらぁーッ!」

「おわッ! ジ、ジーナ!? なんでここに……ってヤメロッ」




そうだ、ジーナ。

アイツ、やっぱケンゾーの女なのか。
ま、どうでもいいけど。