――ドサッ
「は?」
肩にかけていた鞄が力なく玄関に落ちる。
だけどそんなの関係なくて。
ちょ、ちょっと待って?
なんで?
「な、な、なんで、い、いるの?」
家に着いたあたしを待っていたのは
要でも
要の両親でもなくて。
「ママッ!?」
「えへへ~。 来ちゃった☆」
そう言って、ペロッと舌を出して見せたのは。
少し日に焼けたあたしのママだ。
「き、来ちゃったって……パパは?」
「パパはまだよぉ。仕事があるもの。 あ、そうそう、来月からまた日本の勤務になったのよ」
「ら、来月ッ!?」
って……ことは?
え、どういうコト?
頭がクラクラする。
一体、何がどうなってんの?



