ドキン
ドキン
「ん……」
甘いだけじゃないキス。
胸がきゅんってなって、喉の奥が痛くて。
もっともっと欲しくなって。
そして、体の奥が熱くなる。
あたしじゃないみたいだ……。
要は、そんなあたしの心を見透かしちゃってるみたいに。
して欲しいキスをちゃんとくれて。
それだけで、あたしは骨抜きにされてしまう。
「ぷはぁッ……はあ……」
「息も出来ない?」
少しだけ唇が離れた瞬間、思い切り息を吸い込んだら、要が呆れたように笑った。
「……慣れないだけ」
「1年経つのに? ほんと未央って飽きねぇーヤツ」
「……褒めてる?」
むむ。
どーせ、お子ちゃまだってバカにしてるんでしょ?
ムッとしたあたしに、要は伏目がちの目を細めて「褒めてるよ」って言って耳たぶをカプッと噛んだ。
「……んっ……もぉ、それやめてよ」
背中に電気みたいな衝撃が走る。
身をよじって、両手で耳を抑えたあたしに要は楽しそうに言った。
「未央はココが1番だもんな」
「…………」
かあああああ
頭にどんどん血が上っていく。
プシューって音がしそうで、あたしは金魚みたいにパクパクと声にならない声を出す。
な、な……なにそれー!



