茶色の短い髪が、彼女の動きに合わせて揺れる。
ピタッと体のラインをあらわす真っ白なノースリーブ。
そこから覗く、透けるように白くて華奢な腕。
ミニのスカート。
存在感がある。
でも、なにより俺を固まらせた理由は他にある。
大きな瞳、ぷっくりと熟れた唇。
小さな鼻。
……未央。
未央にそっくりだ。
「……」
身長とか、表情とか驚くほど似てる。
でも、似てないとこもある。
それは……。
「離しなさいよ!」
――バシンッ!
たわわに実った、2つの果実。
思い切り振り払った腕は、見事に離れ。
勢いあまった男が、グラリとバランスを崩した。
まるでスローモーションのように、ゆっくりと床に倒れる男を睨む、未央。
……や、未央似の女の子。
倒れた男は、見る見る顔が火照りだす。
目まで充血しちゃってるし。
「……このッ、アマ」
ギリッと歯を立てた男は、ふらつきながら立ち上がると、未央似の子の胸倉を掴もうと手を伸ばした。
…………。
……………。
「な、なんだよ……あんた」



