「……俺のこと信じらんない?」
「え?」
揺れる瞳。
掠れた声。
なんだか、それだけで泣きたくなった。
そんな顔させたいわけじゃないの。
どうしよう。
なにか言わなきゃ。
なにか……なにか。
「あ、あたし……」
やっと出てきた言葉は、どうしよもないくらい震えていて自分でも驚いた。
そんなあたしをただジッと見つめている要は、窓から入る光に逆光になってて。
暗くて。
呆れてるとかじゃない。
ちゃんとあたしの言葉を待ってる。
あたしの答えを。
「……」
「あたしね――――……」
――…ガチャ!
……え?
「もーあたしったら、忘れ物しちゃって……って、あんたらそんなとこで何してるの?」
突然開いたドア。
そこから顔を出したのは、おばさんで。
大きな鞄を下ろしながら、不思議そうに目を細めた。
ぎゃあああ!
お、おばさんッ!?



