芽生える思い




「どーしてなの?」


次に少し震えた声が聞こえた。

…優、、何?


何を話してるの…?





「ごめん。俺はこれしか言えねーわ…」


「…っ……」


栄太の声をはっきり聞き取った後、
鼻をすする音が聞こえた。

優、、ないてるの?




「…好き…なんだ…?」


優が泣きながらそう言った。




好き…?

栄太が誰を?



「……。」


栄太は何も言わない。

「…ねぇ、答えて…」



「……あぁ、好きだ。」


好き?

栄太が優を…?



栄太は誰が好きなのっ!?、、




もぉ…頭が混乱して、
意味がわかんないよ…。




その時っ!


「カタンッ!」



私の脇に挟んでいた財布とパンが落下した。




「…あ…、」

と思ったときにはもう遅く、、、




ドンッ!


優は「最低っ!」と言いながら
私を強く押し倒し屋上を出て行った。