芽生える思い





まだ栄太の肩が
小刻みに上下に揺れてる。


いらいらする…。





「おい!聞いてんのかっ!?」


「えっあっ!はいっ!聞いてます!」



もぉー…恥ずかしい!




「早く、答えてくれ。」


せかされるように先生は、
言ってきたけど結局私は
答えきれず栄太に助けてもらった…。




何で私ぼーっとしてたんだろ…

こんなことになるなんて…






授業が終わってみんなが食堂に向かう。


私も向かおうとすると、いきなり頭をたたかれた。




「いったぁい!」


「いったぁい!じゃねーよ、あんなんも解けねーなんて、ばかだろ。」

何だよ、こいつ!



いちいちむかつくなぁ…!



「ばかじゃないし!ぼーっとしてただけだっつの!」

「いや、それがばかなんだって!」


そう言って栄太は握っていた長財布で叩いてきた。




「だから痛いんだってば!ふざけんなっ!」


そう言いながら私は栄太の背中をゴンッと殴った。





「いってぇ~お前、女のくせに力ついーんだよ!」


「栄太が悪いんだろ~!」



私は下を突き出しながら言った。





痛がっている栄太をよそに、私は教室を出た。