芽生える思い




優が栄太のことを
打ち明けて以来…


私は少し優と接する時に
違和感を感じていた…。





何を意識してんだろ…



「…いっ!おいっ!」


「えっ!?」


びっくりした。

いきなり大きな声と共に、肩を叩かれたから…




しかも余計に…

声の主が栄太だったから…




よくよく考えると
栄太が隣りだから
声をかけられておかしいことではない。



何がこんなにも敏感に
反応したんだろう…?




声をかけられる前と
明らかに違うもの…


それは……鼓動。




ードクンドクンッと
とても大きな音が耳に流れる。


気持ち悪い。



今までにない感覚…。







「おいってば!」


「えっ!?あっ何っ!?」



私は平常心を保とうと努力しながら
栄太の方を振り向く。




栄太は人差し指を立て
その指を前に倒した。


私は静かに指の先を
たどって行く…





ん…?先生?

何か眉間にシワ寄せて…


どーしたのかな?



そんなことを考えながら
視線を戻し栄太を見る。


「何?」

すっかり平常心に戻った私は
ゆっくり栄太に質問した。