おそるおそる話し始める。


「あのさ、コンパ開くの頼まれちゃって二人に来てほしいんだ。」



「いいよぉ。」


すぐに返事をしたのは咲恵。


「でも珍しいね。美沙がコンパなんて。幹事とかできるの?」


「だからなの!咲恵に助けてほしいの!」


必死に話す私。絵美は黙っている。


「こないだ高校の同級生に久々に会って頼まれちゃって…。」



「ふぅぅん。ま、私は盛り上げたりすればいいのね。お店の手配とかは嫌だからね。」


やった!咲恵が盛り上げてくれるなら問題なしです!

「もちろん!それは向こうがやってくれるから。絵美ダメかな?」



黙っている絵美を覗きこむ。


「いいよ。」



笑顔になった絵美にホッとする。






これで私も一安心。