オレはただ椅子に腰掛け、ただ漠然と宙を見つめていた。




色んなことがいっぺんに起こりすぎてわけがわからない。




しかし、イヴとは何者なのか?




イヴが最後に発した言葉がその問いを深いものにした。




人間ではない、とすればロボットなのだろうか?人工知能とかそのたぐいか?




ただオレに愛されただの、大事にされただの言っていたが、あれが妙にひっかかる。




というか心あたりがあった。





そう、アイツだ。