Cinderella girl

ザーーーーーーーー


「あの、これ‥‥」

「ああ、ありがとう。家で雨宿りしてくでしょ?」

「‥‥お願いします」

急に滝のように降った雨でアタシは全身ビショビショになった。これが第一の不幸だ。


「おじゃましまーす」

さすが生徒会長の家。なんて立派なんだ。震度7の地震でもビクともしなさそう。

「着替え、いるでしょ?」

「ああ、何かすいません」

そういって階段をさっさと上っていった生徒会長についていく。

「はい、これ」

「あ、ありがとう‥‥」

アタシは生徒会長の部屋に完璧に圧倒されてしまい、オドオドもヒートアップしていった。

おとなしく着替える。うわー超良い匂いする‥‥


「ってあれ?!生徒会長?!」

いない;一体どこに‥‥

アタシはとりあえず部屋を出ることにした。