Cinderella girl

一瞬で後ろに飛ぶ。

「??」

「あ~用事、用事を思い出しまして!」

うわ~;誰もそんなこときいてねえよ;

「エレナちゃん帰っちゃうの?じゃあ悪いんだけど葵ちゃんの家帰り途中だったよね??」

「う、うん」

「悪いんだけどコレ、葵ちゃんに持ってってくれないかな?」

「ああ!うん、いいよー」

それはさっき帰った生徒会長が忘れていった今週の宿題と市内の作文発表の原稿が入ったファイルだった。

「じゃあ、また来週ね~」

「あ!エレナ帰るんですか?じゃあ私も‥‥」

急いで席を立つトリシエ

「別にいいよ;じゃ」


ガチャン。


「‥‥‥‥‥‥」

「‥‥‥てか何でいっつも一緒に帰ってんだよ」

「‥‥‥‥‥わかりません」