Cinderella girl

「ちょっとは見に覚えある??」

「いや、結構‥‥」

アタシ超鈍感な女みたいじゃん‥‥

「でもいざ引っ越してみたら、お前知らない男ともなんか話せるようになってるし、変な男といい感じになってるし、後輩には騒がれるし」

「う、うわあ‥‥」

し、心中お察ししますとしか‥‥

「いざ告ったらこのリアクションだろー??勘弁してほしいよホント」

「リアクション??」

「ちょっとは意識してくれるようになるかと思えば‥‥お前俺に同情しかしてねえだろ」



「う、うわぁぁ~」


なんかホントごめん

「もういいよ、俺が対象外なのは知ってるし?俺がここまで言ったんだからお前もいい加減気づけよなー」


「気づくって」

「白髪とお前が話すとき、超意識してんじゃん。俺には1ミクロもしないくせに」



「‥‥‥‥‥意識?」

「メール一通送んのにどんだけかかってんだよ、俺には5秒で送るくせに」


「‥‥‥メール」


なんかだんだん好きかもって思ってきた。


すると怜汰はピタッと止まり、こっちに向き直った。‥‥何?!