それはあたしが大輔の部屋に居た時だった。
あたしのケータイが鳴った。
「あれ?メールだ。」
「誰‐?」
「ん?知らないアドレス...」
あたしは
誰からかなんてわからなかったけど
なんとなく嫌な予感がしてた。
恐る恐るにメールを開く。
あたしはその内容をみて
一瞬だけ固まってしまった。
[ひろやけど..分かる?]
指が動かない。
「誰やったん?」
「え...えっと...ひろ。」
「ひろって?ひろやんな?あいつから?」
「うん...」
「え?宵ちゃんってひろと仲良かったっけ?」
「.......仲良くないよ」
「じゃあなんで?」
「......わかんない」
「返事したら?」
大輔に言われて
あたしはひろに返事をした。
[わかるよ。どうしたん?]
単純だけど精一杯の文字。
そしてすぐに返信は来た。
[俺今あの公園居る。話したいから来てくれへん?]
どうしてだか解らない。
もしかしたら誰かに騙されてるのかもしれない。
でも解るの。
女の勘?
違う。
ひろが...
ひろが大好きだから解るの。
あたし行かなきゃいけない。

