「どこに行っちゃったのよ…心配かけないでよ…」 息切らし向かった先は全部、的外れ… 夜が深まって月が出てる。 「…帰ろ」 もしかしたら、帰って来てるかも知れないし… 諦めて肩を落としトボトボと家に向かった。 家に近づく度に、早足になる自分がいて帰っていて欲しい気持ちが強くなる。 「……」 願いは空しく家の電気は消えたままだった… 込み上げて来る気持ちを抑えて家に入ろうとしたあたしの名前を誰かが呼んだ。