「うーん…酔った勢いならイケるって思ったけど無理だな」


「…ハイ?」


…―酔った勢いならイケる??


「誰があんたなんかと!!」

大きな声を出して彼の体を跳ねのけた。


「…痛っ、冗談じゃねぇかよ」


自分の髪をクシャクシャと掻きむしる。


「…で?何のお願いを聞けばいいの?」


「…ピアノ弾いてよ」


「ピアノ?…そんなんでいいの?…てかピアノなんてねぇだろ?」


「ここを誰の家だって思ってんの?」


自慢気に言うとママの部屋に案内した。