ずっとずっと犬が飼いたいって言ってたあたしの為に!!!! 「やったぁ!!!!!パパ…ありが…と…」 玄関に向かったパパを追いかけたあたしが見たのは犬なんかじゃなくて… 「今日から歩花の家庭教師の悠斗君だ!!!これで寂しくないだろう?彼は優秀なピアニストだったんだよ?」 まるで自分の事のように自慢するパパ…― 「悠斗です、こんにちは。今日からよろしくね」 爽やかで優しい笑顔を見せて握手を求める彼… 「…マジ?」 人間の雄じゃなくて犬が欲しかったんですけど…―